30代独身「無論、持論」

元大卒フリーター。あらゆることに手を出した結果、何もできない人になった。

キラキラ生活と不労所得

キラキラした生活はもう望むことができない。

 

第一線で活躍し、高い報酬と名誉と。幸せな家庭を持ち、子を育み。憧れてももう二度と手に入らない。尤も、一部の人間が手に入れるものなんだがな。クレヨンしんちゃんは幻想だ。

何かは欠ける。それが金なのか家庭なのか。歯車が一つ違えば容易に転落するものだが、ギリギリのところで生き続けるものだろう。

だが、青い芝を見るだに胸が痛くなるような、胸の詰まるような想いに至る。とても辛くて見ていられない。

 

金の方はいかがか。持たざる者でも手に入る自由度がこちらにはいくらかあるだろう。往々にして誰かから奪い取る金なのだが。少しくらい配分をこちらにしてくれたって良いではないかと思わなくもない。石橋を叩いて渡る人間はこれでもって幸せを買うんだ。それしか残されていないんだと思いたい。

 

大体にして、世の中の不都合の大まかな部分は金の力で解決できるものが多い。豪遊したいような欲も出るが、それはそれとして、やはり金に勝る物はない。キラキラとした幸せが手に入らぬ以上は、このドロリとしたなんとも言えぬ手段を手に入れたって罰は当たらないと信じたいように思う。

 

いや、よっぽど徳を積まぬと最終的には足を掬われるのだろうが。早死にする元になるのだろうと、いくつかの事件を見て思う。

 

ほど良い幸せとはなんだろうか。この性格の人間は、最終的に不幸になること請け合いである。いくつかの例がそれを示している。人並みの幸せで満足のできぬ強欲さが人生を滅ぼしてきたし、そろそろ食い尽くされて跡形もなくなりそうだ。